母子キャンプのテント選びは何が正解なのか迷ってしまいます。
母子キャンプ歴7年(浅いのか長いのか分かりませんが)の目線でテント選びについて書いていきます。
母子キャンプ テントの選び方
母子キャンプを始めて7年(子供2歳〜8歳、頻度は月1〜3回)、色々とテントを渡り歩いて来ましたが、最終的にたどり着いたオススメテントをご紹介します!
あれも便利、これもおしゃれ・・・迷いは多いけど、結局はコレだったな〜というものが明確にあります。
ご参考になれば・・・
①とにかく撤収が楽なやつを選ぶ
設営はまだ元気があるから頑張れるけど、帰りは「キャンプ楽しかったな〜」という余韻を残してパパッとサラッと帰りたい。
せっかく楽しかったのに撤収で疲れるのはもったいない。
また、設営や撤収には時間をかけず、子供と遊ぶ時間を増やしたい。
②シングルウォールorダブルウォール
- シングル:露が直接テントの表裏に付くので、朝方テントの内側から触ると濡れていることがある。夏は涼しく過ごせる。
- ダブル:露は外側のシートに付くので中のテントはほぼ濡れない。冬は暖かい。
氷点下になる場所でキャンプをするのでなければ、どちらでも良いと思います!
シングルウォールは、冬は寒いのでヒーターや電気毛布を使いましょう。
冬キャンプについてはこちらに書いています。
③テントの形は?
- ドームテント
- ワンポールテント
- ツールームテント
- ワンタッチテント
- ポップアップテント
- 山岳用テント
- エアーテント
色々ありますが、母子キャンプでオススメしたいのはワンポールテント、ポップアップテントそして山岳用テントです。
設営・撤収の楽さ順位
- ポップアップテント
- 山岳用テント
- ワンポールテント
居住空間の快適さ順位
- ワンポールテント
- ポップアップテント
- 山岳用テント
それぞれに良さがあります。
◆ワンポールテント◆
メリット
- 大きめならファミリーやママ友親子とでも使える。(小さめは、居住空間が他の2点と変わらなくなるので、設営の簡単さを考えると他の2点をオススメします。大きいのは大人数に対応できるメリット、広くて中で遊びすいメリットがあります。)
- 高さがあるので開放感があり、過ごしやすい。
- 雨や寒い日でもテント内で快適に過ごせる。
デメリット
- 設営は簡単だけどペグを打つ本数が多い。※素材をコットンにすると重くて母子キャンプには向きません。
◆ポップアップテント◆
メリット
- 設営・撤収が楽。
- リーズナブル。
- シングルウォールなので夏は涼しい。
デメリット
- 収納時が意外と大きいので車が小さい場合はサイズを小さめにすることをオススメ。
- 冬は寒い。(ヒーターや電気毛布で解消可能。)
◆山岳用テント◆
メリット
- 設営・撤収が楽。
- 収納時はコンパクト、軽量。
- とにかく丈夫。
- 電車キャンプや登山キャンプに発展させられる。
デメリット
- お値段高め。
母子キャンプおすすめテント
それでは具体的にオススメテントをご紹介します。
①ケシュア ワンタッチテント
ネーミングが「2 SECONDS FRESH&BLACK」。2分で設営可能、通気性抜群でフレッシュ&遮光性抜群でブラック、という意味です。(ペグを打ったりしていると2分では無理です。)
【設営方法/10分以内】
- グラウンドシート(レジャーシート)を敷く。
- テントを袋から出し、2ヶ所の紐を引っ張る。(ややコツが必要ですが慣れます。)
- ガサッと形を整える。
- 6箇所ペグ止め。(無風であればペグ不要です!)
【撤収方法/10分以内】
- ペグを抜く。
- 2ヶ所のボタンを押すとヘナっと崩れる。
- 適当にまとめて収納袋に入れる。(最初のように小さくはなりませんが、収納袋が大きめに作られているので入ります。)
- グラウンドシート(レジャーシート)を畳む。
【グラウンドシート】
100均の厚手のレジャーシートでもOK!(テントより若干小さいサイズにカットする。)
最初は慣れないので紐を引っ張る角度等で苦戦しました。
1回できると慣れますが、私は力も無いし腕も短いのでやや苦労しますが、他のテントの設営を考えるとかなり楽です。
- 前室はありません。
- テント内は真っ暗なので朝方もスヤスヤ眠れる。
- 風通しが良く、涼しくて快適。(4面に窓あり)
- ダブルウォール
- サイズは2人用と3人用があり、大きさが結構違うので、テント内で遊びたい場合は3人用、とにかく楽で収納場所にも困らないものが良ければ2人用が良いです。
②ケシュア ポップアップテント
ケシュアのポップアップバージョンです。
ワンタッチの方が慣れたら簡単ですが、慣れるのが早いのはポップアップでした。
【設営方法/10分以内】
- グラウンドシート(レジャーシート)を敷く。
- テントを袋から出し、バックルを外してバサっと開く。
- ガサッと形を整える。
- 5〜6箇所ペグ止め。(無風であればペグ不要!)
※無風の場合はペグ不要です。形はやや崩れていますが問題なく眠れます。
【撤収方法/10分以内】
- ペグを抜く。
- テント奥のひもを入口まで引っ張ってくるとヘニョっと半分になるのでそこでバックルを止める。
- ニョロっと出てるひもを引っ張りながらさらに半分にし、別のバックルを止める。
- 収納袋に入れる。
- グラウンドシート(レジャーシート)を畳む。
【グラウンドシート】
上記同様、100均の厚手のレジャーシートでもOK!(テントより若干小さいサイズに切り貼りする。)
最初は慣れないので設営・撤収に多少時間がかかります。
特に撤収の3がコツを掴むのに苦労するかも知れません。
とにかく思いっきりやる!こんなとこ曲がるか!?ってとこも思いっきりやる!
慣れると簡単です。
- 前室(テント前方にある、荷物や靴を置いたりできるスペース)もあるので便利。
- テント内は真っ暗なので朝方もスヤスヤ眠れる。
- 風通しが良く、涼しくて快適。(4面に窓あり)
- ダブルウォール
- サイズは母子2人であれば2人用、テント内で遊びたいなら3人用。
設営が早いのでいっぱい遊べますよ~。
上半身裸で遊べますよ~。
③モンベル ステラリッジテント
山岳用のテントです。2人用、3人用があります。
山岳用のため、狭めの設定です。お子さんと2人であれば2人用でもOKですが、大きいお子さんだと寝返りが打ちにくいかもしれません。
寝るだけであれば2人用で十分です。私も2人用を使用しており、コンパクトで電車キャンプでも大活躍です。
【設営方法/10分】
- グラウンドシートを敷く。
- ポールをシャキッと伸ばす。
- インナーテントを広げ、ポールをポチポチ止めていく。
- レインフライを被せ、ペグを6本打つ。
【撤収方法/10分】
- ペグを抜く。
- レインフライを外し、収納袋に収納。
- ポールをインナーフライからカチカチ外し、ポキポキ折って収納。
- インナーフライを畳んで収納。
- グラウンドシートを畳んで収納。
- 山岳用だから収納時はかなりコンパクトで丈夫。
- カラーバリエーションが豊富でかわいい。
- 前室とまではいかないけど荷物や靴を雨露から守る狭いスペースあり。
- レインフライをつけてダブルウォール。
- インナーテントだけシングルウォールとしても使える。
- インナーテントだけで公園等でも使える。
【グラウンドシート】
モンベルのものを使用することをオススメします。
びっくりするほどコンパクトになり、軽量です。
※ステラリッジテントは、本体とレインフライ(本体の上に重ねるカバー)が別売りです。
両方使用することでダブルウォールになります。
【本体】
【レインフライ】
これは飛行機や船、レンタカーで種子島に行った時。
遠出をした先でもキャンプができるので、旅好きな方にもオススメ!
種子島の記事はこちら。
④ロゴス ナバホTepee
3~4人以上でのキャンプの予定がなければ3人用、予定があれば4人用で良いと思います。
六角形という特殊な形なので、グラウンドシートやインナーマット(テントの中に敷いて地面のゴツゴツ感を軽減させるシート)はセットで購入をオススメします。
【設営方法/慣れると25分】
- グラウンドシートを敷く。
- インナーテントを敷く。
- 6角形の角に、1,2合わせてペグを打つ。
- インナーテントの頂点及び出入口を合わせて外側のフライシートを敷く。
- ポールを持ってインナーシートに入り込み、天井にポールを刺して持ち上げ、ポール下をインナーテント真ん中にある穴にセットする。
- フライシートの6角形の角にペグを打つ。
【撤収方法/慣れると25分】
- ペグを12本抜く。
- インナーテントに入ってポールを取り出す。
- それぞれのシートを畳み収納。
- グラウンドシートを畳んで収納。
- 柄がキャンプっぽい。
- 素材がポリエステル系で軽いので女手一つで設営可能。
- ポールが1本なので設営が簡単。
- テントはとりあえず立ったらいい!という方なら、ペグをグラウンドシート・インナーテント・フライシート全て一緒に打っても良い。全部で6本で済む。
- テント内で遊べるぐらい高さ・広さがある。
【グラウンドシート・インナーマット】
形が六角形なので、代用が難しいためセットで購入してください!
このタープは軽くて女手一つでも設営できるのでオススメです。
母子キャンプに向かないテント
ドームテント、ツールームテント
1人だとかなり時間がかかるし、難しいです。
2名以上で協力して設営するテントです。
エアーテント
空気を入れるだけで簡単に設営できるので母子キャンプ向きかと思いきや、めちゃくちゃ重いです。
10キロ超とか当たり前。
そして大きい。
まず無理です。
ワンタッチテントは試したことがないので分かりませんが、DODのワンタッチなどはよく見かけます。
今回ご紹介したテントと比較すると、強風や横なぶりの雨が降った時に心許ない気がしています。
気にはなる。うん。
いかがでしたでしょうか。
私は複数テントを試しましたが、最終的にこの3つのテントだけを残しました。
それぞれ用途が違うので、3パターン楽しめるようにと。
少しでもテント選びのイメージを持っていただけたなら幸いです。
エンジョイ母子キャンプ!
最後までお読みいただきありがとうございました!!